洗顔せずに寝ると老化を早める?
残業続きの毎日でそのままベッドに直行、なんてことありませんか?
化粧も落とさずに寝てしまったことに愕然とした経験が誰しも一度はあることと思います。
洗顔せずに寝ることはよくありません。
今回は、寝る前に洗顔する必要性について再確認してみましょう。
寝る前の洗顔は、日中溜まった汚れを落とすために必要です。 日中の汚れは、皮脂、汗、メイク、ホコリなどです。 外出しなかったから洗顔せずに寝ることは問題ないのではないか、そんな考えを持っていたとしたら今すぐ改めて下さい。
外に出なくても、皮脂は分泌され、ホコリや菌が付着してしまいます。 洗顔せずに寝ることは、ぱっと見には分からなくても汚れシートで肌をカバーしているのと同じ状態なのです。
その状態を続けていくとさまざまな肌トラブルの原因となります。 まず、皮脂やメイクが酸化するので、肌に透明感がなくなり、老化をはやめてしまいます。
角質に汚れが溜まるために肌がゴワつき、毛穴が詰まりやすくなるので、結果として毛穴が開く原因にもなります。 汚れや皮脂は菌のエサとなり、菌の繁殖を促してしまいます。 そのため、にきびや肌荒れが悪化することにもなります。
忘れてならない点は、洗顔せずに寝るとターンオーバーが正常に行われなくなってしまうことです。 ターンオーバーは、古い皮膚の細胞をアカとしてはがれ落とすまでのサイクルのことをいいます。
真夏に日焼けしても時間がたてば元に戻るのも、このターンオーバーのお陰なのです。 ターンオーバーの役割はこれだけではありません。 セラミドなどの重要な保湿成分を生成する役割もあるのです。
ターンオーバーを正常に働かせるためには、肌の余計な皮脂や汚れを取り除かなければなりません。 そうすることで、ターンオーバーが正常に行われ、肌がキレイに生まれ変わるのです。 洗顔せずに寝ることは、このターンオーバーのサイクルを乱してしまいます。
老化は肌の生まれ変わるサイクルが遅くなることが原因です。 加齢とともにそのサイクルは遅くなるのですが、自らすすんでそれを加速させる必要はありません。 美肌のためにも、洗顔せずに寝ることが老化を早めてしまう原因になるということを忘れないでください。