弱酸性か弱アルカリ性か
「お肌は弱酸性」という言葉を、一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。
その言葉に間違いはありません、お肌は弱酸性です。
お肌のｐｈ濃度に着目したスキンケア商品が販売され、不動の人気を得ているようですが、果たして本当にお肌と同じ弱酸性が良いのでしょうか？
お肌と同様のｐｈ濃度だということは、馬油が人の皮脂の成分ととても近くて人に無害だということと、とても似ています。
実際に馬油は人が持つ皮脂と同じような成分なので、お肌に塗布しても副作用はなく、敏感肌の人やアレルギー体質の方でも使うことができる治療薬です。
例えば馬油を食べたとしても、副作用はありません。 馬油と人の持つ皮脂の関係のように、お肌と同じ弱酸性であることは、お肌にダメージを与えず、優しいということです。
しかし、お肌に優しくダメージを与えないとしても、はたして汚れを落としたり古い角質や皮脂を落としたりするのに、本当に弱酸性で良いのでしょうか？
簡潔に答えると、それはＮＯです。 お肌の健康を邪魔する汚れや古い角質を落とすには、弱酸性では洗浄力にかけます。
また皮脂は酸性なので、同じ酸性で洗い落とすことはとても難しいのです。 お肌に付着した汚れや古い角質、皮脂を洗い落とすには弱アルカリ性の方が効果があります。
弱アルカリ性の洗顔料を使うことに不安がある方もいると思いますが、弱アルカリ性を使ったからといって、お肌がすぐに弱アルカリ性に染まってしまうことはありません。 お肌は弱アルカリ性で洗ったとしても、自力で弱酸性に戻る力を持っています。
お肌に優しいけれど洗浄力に欠ける弱酸性の洗顔料選ぶのか、お肌の持つ力を信じて弱アルカリ性の洗顔料を使うのか、判断はあなた次第です。