ぬるま湯で顔を洗う
日本は四季によって温度が大きく変化する国です。
春はポカポカ日差しが降り注ぎ、眠気を誘う心地よい温度ですが、夏になると強い日差しが照りつけ、３０度を軽く超える地域がいくつもあります。
そして冬には積雪する地域も多く、暖房器具なしでは越冬はとても難しいでしょう。 四季によって気温が大きく変化することで、朝目覚めてからの洗顔や、夜自宅に帰宅してからの洗顔にも大きな影響を与えています。 この気温の変化によって変動する洗顔の方法を、皆さんは気にとめたことがありますか？
夏の蒸し暑く汗が止まらないような季節には、洗顔をする際、自然と冷たい水を好んで使っていませんか？ 朝目覚めた時、もうすでに気温は高くじっとりと汗をかいていることも少なくないはずです。
そうしたじっとりとした目覚めの朝には冷たい水でさっぱりと顔を洗うと、とても心地良いですし、爽快な気分になることができますね。
反対に寒い寒い真冬であれば、寒い朝や冷たい風にさらされて帰ってきた時に、温かいお湯で優しく頬を温めながら洗顔すると、気持ちがほっと落ち着くのではないかと思います。
しかし皆さん、洗顔をする際の温度は「ぬるま湯」が最適なのです。 なぜぬるま湯が最適なのか？ まず、温度の高いお湯で洗ってしまうと必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。
また冷たい水で顔を洗うと、冷たい水の温度で毛穴が縮こまってしまい汚れが落ちにくくなります。 寒い季節にあったかいお湯を、暑い季節には冷たい水を使いたくなる気持ちは、とてもよく分かります。
実際に温度を使い分けることで心地よくなれることも、よく分かります。 けれども、本当にお肌の為を思って洗顔をするのであれば、人肌程度の温度、つまりぬるま湯で顔を洗いましょう。